プロフィール
・年齢:現在49歳
・住所:福岡県福岡市
・家族:夫と二人暮し。子どもはいません。
・仕事:非常勤で日本語教師をしています。
・趣味:ヨガ、ボイトレ、世界の美味しい料理を食べる&作ること
・病歴:
<2017年1月下旬>
朝起きた時から右背中に痛みあり。日課にしている朝の体操で軽く跳躍しようとしたら、右背中に激痛が走る。この時は前日やったアシュタンガヨガによる筋肉痛かなぁ、くらいに考えていました。
<2017年2月上旬>
背中の痛みは少しおさまるも、食事の時などにやや息苦しさを感じつつ過ごす。ある日、職場で階段を6階まで上ったところ、文字通り「胸が張り裂けそう」になる。しかしこの時も、ああ私も年をとったなぁ、前は平気だったのに・・、とちょっぴり落ち込む程度の認識でした。
そうして数日経った頃、夫に就寝時の寝息がいつもと違って変だ、お寺の鐘が響くような音がする、と言われる。夫は『海と毒薬』の気胸の主人公がすぐに頭に浮かんだそうで、すぐ病院で診てもらった方がいい、と促される。半信半疑で病院へ。
レントゲンの結果、右肺上部にブラがあり、肺は鎖骨の下まで虚脱、右肺下部には水が溜まっていた。入院、即ドレナージ、割と順調に肺がふくらんでくれて8日目に退院。この時の診断名は自然気胸(月経随伴性気胸の疑い)。
ちなみに入院時に主治医から「こんな病気もあるからね」と何気なく渡されたチラシがこの桔梗の会の案内でしたが、この時はまだどこか他人事でした💦
<2017年2月(退院後)〜4月>
3ヶ月間ルナベル服用。この間は生理止まる。
<2017年8月上旬>
生理1日目の夜、嫌な感じの背部痛があり、夜中寝ている時に若干の息苦しさも感じたので、たぶん再発したな、と自分で分かった。翌日病院でレントゲンを撮ると、1度目と同じ程度の右肺気胸。入院、ドレナージ、胸腔鏡手術。横隔膜に10個くらい穴が開いていたそうで、月経随伴性気胸と確定される。
術後の夜は痛みと、身体を全く動かせない苦痛でしんどい時間でしたが、その後の経過は順調で、1日経つと結構心身ともに回復、人間ってすごいなぁと感心したのを覚えています。
<2017年8月(退院後)〜>
ジェノゲスト(ディナゲストのジェネリック版)服用開始。副作用の不正出血が続き、悩まされる(結局、再再発までの約半年、数日を除いて毎日不正出血があり、ずーっとナプキンをしてました!)。そのストレスもあったのか12月に酷い帯状疱疹に。正直、気胸より痛かった!
<2018年1月>
気胸再再発。今回は前回手術したところではなく、右肺の側面から空気漏れ。入院、ドレナージ。癒着療法を勧められたが、断る。桔梗の会の記事などを読んで、癒着も万能ではないと思ったので。
入院も3度目ともなるとドレナージにも慣れ、抜く時もいつ抜いたか分からないほど!私が痛みに慣れたのか、先生がすごく上手なのか?たぶんその両方。
<2018年1月(退院後)〜6月>
月に一度リュープリン注射。計6回で終了。
この間生理はピタリと止まり、不正出血も全くありませんでしたが、関節痛が一番の副作用でした。全身の関節がギシギシする感じ。もともと右股関節に臼蓋形成不全があるのですが、歩く時だけではなく寝ている時も股関節に痛みがあり、ヨガどころではありませんでした。ただこれはリュープリン注射が終了した今、徐々に良くなってきています。
<2018年6月〜>
リュープリン注射終了後、ジェノゲストを再開、現在に至る。
今にして思えば、10年ぐらい前から生理前に肩が重く痛くなっていました。普段から肩こりはありますが、それとは全く質の違う凝りが急にやってきて、それで「あ、もうすぐ生理始まるな」と分かるほどでした。時には肩が攣ることも!月経随伴性気胸と何らかの関係があったのかもしれません。
今現在は閉経までそんなに長くない(年齢的に(≧∀≦))だろうということで、ジェノゲストを服用しながら閉経まで持って行こうという婦人科の先生の治療方針に従っていますが、もともと薬嫌いで、無理矢理閉経させるのってどうなんだろうという思いもあるので、もしかしたら今後何もせず自然に任せてみるかもしれません。
まだ3回しか気胸になっていないから言えることかもしれませんが、それまで健康だけが取り柄だった私にとって、この病気との出会いは意外でしたが、得るところもとても大きいと感じています。他人、特に体の不調を抱える人に対して、少しだけ優しくなれた気がするし、自分自身の心身の状態に対しても以前より感受性が高まったように思います。
今の夢はまたヨガとボイトレの教室に通うことと、飛行機に乗ってアイルランドの牡蠣祭りに夫と共に行くことです。