秋晴れの日の11月12日(日)。

年1回の「桔梗の会」第5回学習会&交流会が行われました。

今年もたくさんの方が集まりました。おそらく今までで一番多かったのではないでしょうか?北は青森県、南は山口県から…「ようこそ。あなたにお会いできるのをずっと待っていましたよ。来てくれてありがとう。」スタッフは、一人一人にそう声を掛けていました。新幹線で前泊したり、玉川病院の定期検診と兼ねたり、ご家族との時間を上手にやりくりしながら、貴重なひとときを一緒に過ごすことができましたこと、心から感謝♡です。珍しい病気で、普段なかなか会えない私たちですから、4時間なんてホントあっという間でした。

さて、学習会です。東大の平田先生は、今まさに「難治性稀少部位子宮内膜症の集学的治療のための分類・診断・治療ガイドライン作成」研究をされているリーダーです。

CIMG0022平成25~27年の3年間でガイドライン完成までもうすぐです。これまでの調査結果や研究から分かったことに触れながら、とてもわかりやすく、「産婦人科医の立場からみた胸腔子宮内膜症」についてお話をしてくださいました。参加者からもたくさんの質問があり、一つ一つ丁寧に答えていただき、一層理解が深められました。

引き続き、おなじみ「桔梗の会」専属医療アドバイザーの栗原先生のお話は「気胸疾患の全体像」のお話。いつもどおりとても聞きやすく、わかりやすいお話です。この病気をたくさん見ている栗原先生だからこそ言える、納得のいくお話でした。

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最後に、楽しみにしていた交流会です。3つのグループに分かれてのフリートークタイム。聞きたいこともお話ししたいこともたくさん山のようにある私たちにとって、時間はいくらあっても足りないくらい盛り上がりましたね。そして、すぐに仲良くなってしまうのが私たちのいいところです。

参加者は、診断を受けたばかりで不安いっぱいな方、手術を受け入院中の方、今後の治療方針を迷っている方、再発が続いて落ち込んでいる方、妊活と治療の板挟みに悩む方、飛行機に乗れるようになった方、人生の大きな決断をされた方、仕事を復帰された方、更年期に悩む方、そろそろ卒業といきたい方、すっかり元気になった方…とさまざま。

でも、みんな同じような道をたどってきたから、お互いの気持ちも痛みもわかり合えます。「今は大変だよね。でも、大丈夫。絶対よくなるよ。」って先輩に言ってもらえることが、なんてこんなに心強いことなんでしょう。

最後には「また来年、会おうね!」と約束をして、暗くなった病院を後にしました。

また、来年、そのまた来年も、今よりもっともっとみんな元気になって、クラス会のように集まりましょう!!と心に強く誓ったのでした。