9月4日(金)、東京有明ビッグサイトで開催された「日本気胸のう胞性肺疾患学会」に参加しました。

看板

東京は、ここのところ雨の日が続き、どんよりした空模様だったのですが、この日は久しぶりに雨が上がりました。私たち気胸女子にとっては、ありがたいことです。

この学会は、全国から呼吸器外科医をはじめ多くの医療関係者が集まり、それぞれ持ち寄った気胸に関する治療成果や研究報告を発表し検証し合うという場です。ですから、もちろん手術映像やデータなど専門用語のオンパレードです。

若手からベテラン医師までが一堂を介し、より高い医療技術と最新の知識を学ぶために、たくさんのレポート発表やシンポジウム、講演…と丸2日間びっしりのスケジュールになっています。私たちが参加した時もたくさんの質疑応答や熱い議論が交わされていました。

 

今回、初めてその会場入り口に「桔梗の会」広報チラシを置いていただきました。多くの方に私たち月経随伴性気胸患者の現状を知ってほしい・・・と役員で検討作成したものです。

配布

 

それがこちらです。気胸学会チラシ2

どのくらいの方が、実際手に取っていただけたのか?読んでいただけたのか?はわかりません。

でも、まずは少しでも私たちのことを知ってもらい、関心を持っていただけることが、稀少疾患だからこそ大事だと考えています。

「もしかしたら月経随伴性気胸?」「いやいや、そんな珍しい病気であるわけがない。」ではなく、必ず身近にいるこの病気の患者たちを遠回りさせないために。

子宮内膜症が急増している今、稀少部位子宮内膜症である月経随伴性気胸の患者も必ず増えているはずなのですから。

 

では、学会に参加したメンバーの感想を少し紹介しますね。

「ホントに勉強になりました。専門用語ばかりでしたが、今まで学習会や実体験などで聞いたことがある言葉だったので、理解しやすく面白かったです。」

「何が今医師たちの間で論点になっているのか。手術の方法などを比較検討もできたので良かった。」

「参加されていた先生方の気胸医療にかける情熱を感じた。この病気のガイドラインをこの素晴らしい先生方が作ってくださることを心から感謝。 」

「栗原先生は、すごい存在感でした。先生の発表時には人だかりができ、一目置かれていることがわかりました。このような素晴らしい先生が私たちを全面サポートしてくださっているなんてすごいです。」

 「今まで患者の立場でしか見えてなかったことが、医師の厳しい世界を知ることで視野が広がった感じ。今後は、より一層医師と患者がお互いに理解し合い、協力していくことが必要なのかなと思った。」

 

 

今回は、少しだけの参加でしたが、多くを学び貴重な時間となりました。

そして、「来年度も絶対参加したいっ!!」と思える感動の素晴らしいお知らせがありました。(特別に嬉しいニュースですのでまたあとで記事にします。)

 

・・・帰り道、雲の切れ間からやわらかい日差しが差し込み、気持ちの良い秋風が吹いてきました。