3月29日(日)東京女子会参加者レポート

「Makkyさんの月経随伴性気胸と上手に付き合うためのセルフケア講座」に参加して

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Makkyさんの講義&女子会に参加しました!

ステキなお店で、卵や牛乳を使用していないビーガンパンケーキをいただきながら、自律神経やホルモンのバランスを整えるための呼吸法や食事などを中心としたセルフケアの視点を教えていただきました。

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自律神経を整える、健康を考える人なら一度は考えたり、調べたりする内容だと思いますが、なぜ自律神経を整えることがこの病気には必要なのか、それをMakkyさんは丁寧に教えてくださりました。

自律神経とは、内臓の働きをうまく調整したり、唾液、汗、ホルモンなどの分泌も調整したりしています。

また、自律神経には交感神経と副交感神経があり、そのバランスをとっています。この自律神経系と内分泌系(ホルモン)と免疫系の3つが相互に機能調節することを通して、体内環境を一定に保っています。

このとき、ストレス(不安・恐怖・不快など)がかかることによって自律神経が乱れると、その他のホルモン系や免疫系にも影響しホメオスタシス(恒常性維持)がうまく機能せず、不調を起こす原因となります。

また、自律神経系やホルモン分泌を促すおおもとは、脳にある視床下部にあり、自律神経系とホルモン分泌系は互いに作用しあっています。

例えば、司令塔である視床下部がホルモン分泌の指令を卵巣に出したとして(100%とする)、それがストレスなどなんらかの影響で80%しか満たないと、残りの20%は自律神経が余計に働くというように、自律神経が乱れるとのことです。

このように、ストレスの影響を受けて自律神経が乱れると女性ホルモンの分泌にも影響したり、反対に女性ホルモンが適切に分泌していないと自律神経が乱れたりしてきます。

なので、自律神経をコントールすることができるとホルモン分泌にもよい影響をもたらすということになるのです。

ただ、自律神経は基本的に意識的にコントロールできるものではありませんが、コントロールできるものが呼吸になります。そして、呼吸は我々の病気に関係のあるものです。

今回の会でも、Makkyさんが実践している呼吸法について教えてもらいました。気胸のときは呼吸がどうも浅くなってきつくなるので、普段から呼吸を意識したいものです。

その他、女性ホルモンを整える食事のこと、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンそれぞれのホルモンの性質を学びました。

講座後には参加者と講座の内容や治療法、普段の生活、病院や医療保険について等々、話したり笑ったりと楽しい時間を過ごしました。

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10代の頃から婦人科疾患を抱え、手術にホルモン療法にと、あらゆる治療をしてきたMakkyさん。

腹部の痛みが強く鎮痛剤を飲み続けて、肩や背中の痛みに気づかなかったけれど、ある時、肺や横隔膜にも内膜症があったことに気づいたとのことです。

しかし、セルフケアの視点で地道に取り組んでいった結果、最近は気胸になることもなく、生理痛も感じなくなったと話していました。

もちろん病気には正しい治療が必要です。

一方で、自然治癒力を高めるというセルフケアの視点を大事にしてそれをこつこつと実践してきたMakkyさんの力は素晴しいですし、その過程には、きっと自分の病気を振り返り受け止めていく作業があったと思います。

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病気の状態や時期、年齢、生活環境、価値観と人それぞれ違いますが、この稀な病気と自分なりのペースで付き合いながら、自分の人生を大切にしていきたい、そんなことを振り返るよい機会をいただきました。

最後に分かりやすく丁寧に教えて下さったMakkyさん、この企画をしてくださったteatreeさん、一緒に参加した皆さんに感謝して、また別の機会に会えるとうれしいです。

(文責:とらや)