pocotan

年齢:30代前半 2009年結婚
住所:東京都
家族:夫
職業:主婦、通信大学生
趣味:音楽やアートや舞台を観ること知ること、楽器演奏、旅行、ヨガ
やってみたいこと:こどもに関わるお仕事、アマチュアオーケストラに入団、ジャズセッション
発症時期:2009年~
病院:手術と偽閉経療法は当時住んでいた横浜市内の病院で、引っ越しを期に都内のJ大学病院へ転院

2008年5月
この頃から酷い肩こりに悩まされてきました。これが気胸と関連していたかどうかは判りません。

2009年2月
生理中に初の自覚症状。突然背中に激痛が走り息を吸うのも辛いほどでしたが、筋肉をひねったかつったのだと思っていました。

2009年4月~5月
4月の生理中にまたもや右背中の強い痛みと右鎖骨部分でのギシギシボコボコ感があり、近所の診療所へ受診しましたが風邪の診断。レントゲン画像では「これがもしかしたら気胸だった痕かも?」と言われましたが、今思えば気胸だった痕ではなく鎖骨部分まで縮んだ肺のラインでした・・・。
5月の気胸は朝起きたらすでに右胸でゴボゴボしていました。当時は気胸だと思わず病院へは行きませんでしたが、これも生理中でした。

2009年6月
生理中に気胸発症。右胸に痛みや違和感が出るのは4度目だったため、総合病院の夜間救急外来へ。レントゲンとCTを撮り、初めて気胸と診断されました。生理中だったことと、過去に3度同じ違和感を持っていたことから、月経随伴性気胸を疑われました。その後、呼吸器内科と呼吸器外科と婦人科の三科を受診し、「次の気胸時に手術し、術後は偽閉経療法を」というおおまかな治療方針が決まりました。

2009年7月~8月
7月の気胸は連休と重なってしまったため、手術ができませんでした。8月は排卵時期と生理中の2回気胸になりましたが、私は2009年の8月が結婚式だったため、8月の手術も見送りました。

2009年9月~10月
9月、生理中の気胸時に、緊急手術扱いで肺の内視鏡手術をしていただきました。肺実質に病変はなく、全ての病変は横隔膜にあり、右横隔膜を広範囲で切り取りメッシュシートで補強しました。病理検査の結果、横隔膜病変から内膜症組織は検出されませんでしたが、繰り返す右肺気胸と生理中の発症という状況判断から、月経随伴性気胸と確定診断が下りました。
一週間ほどで退院し、10月の生理から偽閉経療法(月に一度リュープリン1.88mlを皮下注射)開始。ですが、初回リュープリン接種後すぐに、フレアーアップで気胸が再発してしまいました。

2009年10月~2010年1月
リュープリンによる偽閉経療法(10月・11月・12月・1月の全4回)。副作用である更年期症状が辛く精神的にもかなり落ち込んだこと、新しい職場への転職を控えていたことから、本来なら6回まで注射できるところを、私は4回目(1月)の注射を最後に治療を断念しました。

2010年3月~現在まで
リュープリンをやめてから2ヶ月後の、2010年3月に生理が再開。その周期の排卵時と生理中の2回、早くも再発してしまい、トホホでした・・・
5月までは生理中に気胸がありましたが、なぜかそれ以降、ぱったりと気胸にならなくなりました。2010年12月に別の大きな病院(J大学病院)へ転院し、レントゲンを診ていただくと、「右横隔膜のあたりがかなり癒着しているね」とのこと。この癒着のおかげで、幸いにも(?)気胸の再発回数が激減したようです。
毎月の生理前後と排卵前後に痛みや息苦しさは多少ありますが、その後は2011年9月と2012年7月に軽度の再発(1~3日で完治)を感じただけで現在に至ります。

その他
治療までの経緯の詳細などは、ブログ(http://blog.goo.ne.jp/tout-ira-bien0829)に綴っております。

気胸診断後のこと↓
http://blog.goo.ne.jp/tout-ira-bien0829/e/92e075e1762e5d6d2fc268b7c7c71d22
手術のこと↓
http://blog.goo.ne.jp/tout-ira-bien0829/e/91357462e9afa40d27c1329c6e128ff2
偽閉経療法のこと↓
http://blog.goo.ne.jp/tout-ira-bien0829/e/050a932ce8ee49fde245d9b0e10763c8

2011年4月に体調を考え仕事を退職し、不妊治療を始めました。2013年10月までに4度の流産歴があることと、卵巣機能の低下が見られることから、2013年10月より体外受精にステップアップしました。体外受精は排卵誘発剤を使用し複数の卵胞を育てることから、子宮内膜を育てるホルモンであるエストラジオールが激増し気胸の恐怖と隣り合わせではありますが、幸運なことに採卵まではスムーズに進むことができました。
私のこれまでの気胸はすべて、平均して一週間ほどで自然治癒してきました。肺の縮み具合いはだいたい15%ほどで、軽度~中程度の気胸だったようです。
症状はその月によって異なり、右鎖骨痛、右背中痛、呼吸の浅さ、みぞおちの痛み、体を動かしたときのボコボコ・ポッコン・ギシギシなどの異音感、空咳など様々です。
気胸中は起きているより横になった方が痛みが増すので、寝るときは極力右側(気胸側)を上にして横向きで寝ています。
気胸で息苦しいとどうしても焦ってしまい、息があがって余計に苦しく感じてしまうので、そんな時こそゆっくり時間をかけての呼吸を心がけています。私の先生が「右が潰れても左があるから大丈夫!窒息なんてしないよ~!」と笑ってらしたので、私はその言葉でかなり安心しました。
今でも生理周期に同期した毎月の痛みや、天候などによる体調の変化がありますが、体に無理をかけないように気をつけながら、ごく普通に日常生活を送っています。
不妊治療は外からホルモンを操作することが多いため、内膜症にとってはどうしても負担が大きいのですが、こちらも双方の様子を見ながら、地道に赤ちゃんを授かる努力を続けてゆこうと思っています。